(1) Duke Ellington orchestra 19401940年11月7日、デューク・エリントン楽団がその全盛期に残した質量ともに最高のライブ録音だと思います。ライブ会場となったノース・ダコタ州ファーゴのホテル「レイク・イン」に、ファンがカッティング・マシンを持ちこんでアセテート盤に切ったというその録音も、ヴォーカルが一部オフ・マイクの状態になり聴き取りにくいのが惜しいが、当時としては大変クリアに録られている。ジミー・ブラントンの妙技が冴える「セピア・パノラマ」、バーニー・ビガードの職人芸的な名演「クラリネット・ラメント」など熱気にあふれた演奏が堪能できます。録音時、エリントン41歳、ストレイホーン24歳、ブラントン22歳、カーネイ30歳、ホッジス34歳、スチュワート33歳、ナンス26歳など、楽団員の平均年齢は33歳、オーケストラの音が若さに満ち溢れています。(2) Duke Ellington & Jimmie Blanton Eraジミーブラントン在籍時の録音のコンピレーション全23曲(3)The Duke in Boston 後半9曲のベースがジミーブラントンです。前半の9曲は1939年7月26日、ボストン(Ritz Carlton Hotel)でのライヴ Duke Ellington(p);/ Wallace Jones, Cootie Williams, Rex Stewart(tp); Lawrence Brown, Joe Nanton, Juan Tizol(tb); Barney Bigard(cl,ts); Johnny Hodges(ss,as); Otto Hardwick(cl,as); Harry Carney(cl,as,bs);Billy Taylor(sb); Sonny Greer(ds,ch);/ Ivie Anderson(vo)後半9曲は1940年1月9日、ボストン(Southlands Theatre Restaurant)でのライヴベースがJimmie Blanton、ヴォーカルはHerb Jeffriesに代わっています。